何でもいいけど何でもよくない。

2015.07.16.Thu.20:20

ついに7月。
少し前までもうちょっと夏らしい天気にならないかなぁ、なんて思ってたら…いきなりの猛暑orz

体力を持っていかれる…


ここ最近、前から気になっていたテーマについて少しばかり勉強していた。
Stochastic QuantizationをSUSYを用いて記述するやつ。

そもそも、Stochastic Quantization (確率過程量子化)とは…
Langevin方程式の場合のように、マクロなEOMにノイズを足して場の理論にもっていく方法

その中で登場する変数を用いて、
\begin{eqnarray*}
\Phi = \phi + \bar{\theta}c + \bar{c}\theta + \theta \bar{\theta}\omega
\end{eqnarray*}
と定義すると$\Phi$を用いて理論がすっきりと掛けるのである。

ただし、$\phi$は基礎変数、$c$と$\bar{c}$はノイズ$\eta$から$\phi$へ変数変換する際のJacobianからくるghost場、$\omega$は$\phi$に対する補助場である。

$\theta$は$\Phi$を定義することによってあらわになる対称性のパラメーターである。
そして、なんとなんと、この対称性におけるWT恒等式は揺動散逸定理を導くのである!!

久々にすげぇと思った。

調べてみると、この対称性の大元はミクロな記述においてのdetailed balanceに帰着するらしい。




ただ、そこまで大きな成果は得られなかったようである…

以上は80年代の話なのだけど、ある頃からこの話題はふっつり。
僕はとてもおもしろいと興奮したのだけど、とくにメリットが無かったのかなぁ。


研究は、好きなことをやればいい…なんて言う人もいるけど。
実際、研究のテーマについてはかなり暗黙の制限があると、僕は実感している。

・今現在、ある程度の注目を浴びている
・その研究は物理学に“大きく”貢献することが、研究をする前からある程度予測できる
(・言い換えれば、物理的モチベーションがちゃんとある)

とかとか。


前半に書いたテーマというのは個人的にはおもしろいと思ったけど、この条件にはぜんぜん当てはまらないわけで…
そういう意味でも研究というのは難しいなぁと思う今日この頃である。
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